こんにちは、のすけです。
今回は、革靴のセレクトショップであるトレーディングポスト(Trading Post)のオリジナル製品から撥水レザーを使用したT606の紹介です。
撥水レザーを使用していることからも分かる通り、雨用として購入した一足になります。
そして皆さん、覚えておいででしょうか。
以前、ユニオンインペリアルのU1541を紹介した時にも書きましたが、私は商品名がコードのようになっている靴には勝手に愛称をつけて呼んでいます。
そして今回のT606の愛称は「エドワード」です。
誰が何と言おうとエドワードですので、このブログでの呼称は基本的にエドワードで統一していきます!
トレーディングポストとは!
トレーディングポストは1984年にスタートした高級革靴のセレクトショップです。
「日本に知られていない海外の優れた靴を紹介するセレクトショップ」をコンセプトに多くの海外ブランドの革靴を取り扱っています。
また数々の優れた革靴を取り扱ってきた経験を活かし、オリジナルの革靴も作っています。
特にフィッテイングに関しては並々ならぬこだわりを持っていいるようで、ラストの開発にもかなり力を入れているとのことです。
また価格は3万円台~とリーズナブルであるのに対し、3万円台のモデルでもアッパーにはアノネイ社のカーフを使用するなど、非常にコスパの高い革靴として評価されています。
そしてオリジナルブランドの製造は、三陽山長のOEM元であるセントラル製靴とユニオンインペリアルの製造元である世界長ユニオンに委託しているとのことです。
セントラル製靴も世界長ユニオンも技術力には定評のある、老舗のシューファクトリーです。
世界中の革靴を取り扱ってきた経験をもとに設計され、技術力の高い老舗のシューメーカーが製造する。
これがトレーディングポストオリジナルの魅力ですね。
トレーディングポスト T606
まずは簡単にエドワードことT606の紹介です。
ブランド | トレーディングポスト / Trading Post |
モデル | T606 |
スタイル | ダブルモンク |
木型 | S61 |
製法 | グッドイヤーウェルト製法 |
アッパー | ユニオンウォータープルーフレザー / UNION WP |
カラー | ブラック |
サイズ | 7.5 |
デザインはオーソドックスなダブルモンクになります。
紐靴に比べるとカジュアルな印象ですが、よほど固い会社でない限り問題なく履けるデザインでしょう。
カラー展開は他にブラウンもありますが、汎用性の高いブラックを選びました。
サイズは7.5です。
エドワード(T606)の最大の特徴は、アッパーに使われている撥水レザーです。
前提として、革靴というのは正直雨に弱いわけではありません。
通常のカーフであっても、雨に降られた後しっかりとケアをすれば、基本的にはシミになることもありませんし、革に大きなダメージを与えることもありません。
しかし!その雨に降られた後のケアが手間なわけですよ・・・。
雨の日でも心置きなく履ける革靴はないかなー、とのすけは思ったわけです。
そして見つけたのが、トレーディングポストが手掛ける撥水レザーシリーズでした!
ユニオンウォータープルーフレザー!
この撥水レザーシリーズには、ユニオンインペリアルの製造元でもある世界長ユニオンとトレーディングポストが共同開発した、「ユニオンウォータープルーフレザー」という撥水レザーが使用されています。
ユニオンウォータープルーフレザーは、鞣しの段階で撥水材を革に染み込ませているため、永続的に効果を発揮します。
また、表面加工されているガラスレザーなどとは違い通気性を損なうこともなく、クリームなども普通に浸透していきます。
このクリームが普通に浸透するというのが嬉しいところです。
基本的に革靴が好き≒靴磨きが好きだと のすけは思っているので、世の革靴好きたちも満足するのではないでしょうか。
履き皺も意外と繊細に入っています。
撥水レザーということで正直革質にはそこまで期待していなかったのですが、これは嬉しい誤算ですね。
ちなみにソールにはダイナイトソールが使用されています。
雨でもダイナイトソールであれば安心して履けますね。
グッドイヤーウェルト製法という性質上、完全防水というわけではありませんが、水溜まりなどに足を入れなければ基本的に問題ありません。
木型はS61を採用
撥水レザーシリーズということで、撥水レザーに注目しがちですが木型にも注目してください。
むしろ のすけとしては木型こそ注目したい。
木型は「S61」という“つま先から甲部の中心線”と“踵から甲部の中心線”を分けた、足なりの設計となっています。
そう、つまりユニオンインペリアルのU1541の木型と同じ設計思想なわけです。
U1541の紹介はこちら↓
撥水レザーも世界長ユニオンと共同開発ということで、木型についても技術提携しているんでしょうかね?
またジェームスと同じく踵も小さめに作られているのか、最初の1,2回くらいしか踵抜けは感じませんでしたね。
ただ、ユニオンインペリアルの木型(S53-2E)とは違う箇所もあります。
まずは小指部分に膨らみを持たせ、”小指の逃げ場”を作っているとのことです。
のすけ はほぼ全ての革靴で履き始めは右足の小指が当たるのですが、この木型では最初から小指の当たりはありませんでした。
そしてグッと絞り込まれた土踏まず。絞られているというよりも、グッと突き上げてくるといった方が正確でしょうか。
この突き上げにより心地よい履き心地が得られます。
フィッティングにこだわるトレーディングポストらしく、ユニオンインペリアルの木型から改良を加え、さらに足にフィットする木型となっています。
T606を使用しての感想
T606は購入してから3か月ほどですが、ほぼ週一くらいで履いてます。
雨の日用に買ったんですが、晴れの日でも普通に履いていってます笑
ちなみに、「雨の日用の革靴」と一口で言っても、様々な選択肢があります。
有名所だと、スコッチグレインのシャインオアレインやチャーチのシャノン、パラブーツ等々ですかね。
実際、インスタを見ていると雨の日はこれらの靴が多く履かれているようです。
そんな数ある選択肢の中からT606を選んだ第一の理由は、なんといっても履き心地の良さです。
これは是非とも一度試していただきたいですね。
第二にダブルモンクという点です。
朝急いでいるときは靴紐を結ぶ時間も惜しいという時もあるのですが、ダブルモンクであればストラップを1つ外した状態でとりあえず履き、駅などでストラップを留めなおすということもできますからね。
朝が弱い私にとって大きな味方です!
こんな感じでめちゃめちゃ気に入って履いています。
雨の日用の靴があと1,2足欲しいところなのですが、トレーディングポストでもう1足買い足そうかなってくらい気に入っています。
トレーディングポスト T606のまとめ
履き心地抜群の雨の日用の革靴、エドワード(T606)の紹介でした。
雨の日こそ真価を発揮するが、晴れの日でも、朝の忙しい時でも足元を支えてくれる正に相棒にふさわしい革靴です。
雨の日用の革靴をお探しの方、是非一度履いてみてください!
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