革靴好きな方は数多いらっしゃいますが、その嗜好性については様々でしょう。
ということで、今日は のすけ の革靴の嗜好性、もとい好みについて書こうと思います。
これから気持ちが変わることもあると思うので、あくまで2023年9月時点の好みを自分自身の備忘録を兼ねて記録しておこうと思います。
もちろん、のすけ の極めて主観的な意見なので、気分を害される方もおられるかもしれませんが、その場合は戯言と笑い飛ばしていただければ幸いです。ビバ優しい世界。
好きなもの一覧
- 美しい革靴
- シンプルな革靴
- ラウンドトゥ
- ドレスシューズ
- 柔らかい雰囲気の革靴
- カジュアル感をドレスに落とし込んでる革靴
- マイナーなメーカー、ブランド
- タイト目のジャストフィット
- 甲の低い革靴
- カカトの小さい革靴
- 厚みのある光り過ぎないスムースレザー
- ラステッドシューツリー
- ブローグ
- シームレスヒール
- キューバンヒール
- フィドルバック
ざっとこんなところでしょうか。こうしてみると、我ながら趣味がよく表れているなと思います。
色々と書いてますが、要するに「シンプルで美しいラウンドトゥのドレスシューズ」が大好きということです。最近買った革靴たちを見るとなんとなく理解していただけるんじゃないでしょうか。
柔らかい雰囲気の革靴というのも、最近はけっこう重視しているポイントです。ラウンドトゥなら大体柔らかい雰囲気になりがちですけどね。イメージとしては、直線ではなく曲線で描かれているような輪郭の革靴です。
手持ちでそれらの要素を兼ね備えた筆頭は、ギルドオブクラフツのブラッキーとウルトラウェストンの344ですね。この2足はドンピシャちょうどいいドレスシューズです。ほんとに最高。
カジュアル感をドレスに落とし込んでる革靴
どういうものか説明するのはなかなか難しいんですが、カジュアルとドレスがうまく同居している革靴も大好物です。
たとえばエドワードグリーンのカドガン。ややカジュアルなセミブローグでありながら、木型の美しさ、コバの張り出しの少なさ等によって、ドレッシーな雰囲気に仕上がっています。
ベースはカジュアルなのにスーツにもバッチリ決まる、むしろジャケット羽織ってないと様にならない、そんな最高の靴です。
このカテゴリで最近ビビっときたのが、大阪にある田中十靴店とインドネシアのファクトリーであるWinsonshoemakerがコラボしたシリーズ。中でも一番琴線に触れたのがロングウィングのモデル。
ゴリゴリにエッジの効いたチゼルトゥにメリハリのあるシャープな木型と、ボリューミーなソール周りのミスマッチ感が最高です。ミスマッチなのに不思議と調和してる感じ分かります?
極めつけはワークブーツ由来のソールとヒール。こんなゴツイソール、トリッカーズでもオールデンでも見たことないんですけど。最高。
でもこのモデルは全サイズ完売しちゃったみたいなんですよね…。次のコラボ案もあるみたいなんで、今後も要注目です。
マイナーなメーカー、ブランド
革靴に興味持ち始めた当初は、ウェストンだトリッカーズだオールデンだエドワードグリーンだなんだかんだと、一流どころの有名どころに心惹かれていました。恥ずかしながらブランド名に惹かれるところも大いにありまして。
それが今となっては全くの真逆です。靴に限らずですが、なるべく他の人と被らないものがいいんですよね。目をつけてたメーカーとかであっても、SNSとかで火がついたら急に冷めちゃったりします。天邪鬼なもんで。
それでも、沼に沈んでないと知り得ないところで、履き心地も作りもピカイチな、美しい革靴であれば他の人と被っても気になりません。相手も確実に同類ですからね。
のすけ が最近惹かれているのは、知る人ぞ知る的なファクトリーやブランド。具体的には、国内のパターンオーダーやビスポークのファクトリーなんかです。上に挙げた、田中十靴店×Winsonshoemakerのシリーズも激熱案件でしたね。
今後はその辺りの靴を買うことが多くなるかと思うので、乞うご期待です。
タイト目のジャストフィット
以前はバチバチのタイトフィットでサイズを選んでましたが、いまはタイト目のジャストフィットが好みです。タイト目といっても、感覚的にはほぼほぼジャストフィットくらいですが。タイトフィットを1、リラックスフィットを10として数値化した場合、4.7くらいが最近の気分です。歳のせいでしょうか。
タイトフィットも変わらず好きなんですが、昔のように「ギチギチのサイズを履きならす」なんてことは出来そうもありません。忍耐力が低下してるんですかね。
そもそも最近ようやく気付いたんですが、タイトフィットって「履いてて快適」って感じがしないんですよね。気持ちよさみたいなものはあるんですが。「履いてて快適」って感じるのって、結局はジャストフィットのサイズなんですよ。リラックスフィットも楽なんですけど、なんだか物足りないですし。
厚みのある光り過ぎないスムースレザー
このブログを定期的に読んでいただいてる方ならなんとなく察しているかもしれませんが、のすけ は圧倒的にスムースレザーが好きです。シボ革は一足だけ、スエードに至っては一足も持ってません。スエードも欲しいんですけどね。
それ以外には特に強い拘りはないんですが、肉厚でじんわりとツヤのあるレザーが最近の好みです。
手持ちの中だとギルドオブクラフツがドンピシャリです。
肉厚でキメ細かく、強い光沢ではない、奥からじんわりとしたツヤがあるレザーです。おそらくアノネイのボカルーかと思うので、たぶんボカルーが好きなんだと思います。等級にもよるかと思うので安易に評価はできませんが。
他にはデュプイのボックスカーフも好きですよ。肉厚でハリとツヤがあるのに加え、透明感の高さが最高です。履きシワも目立たないんで、長くキレイに履けるのもポイント高いですね。
ラステッドシューツリー
もう語呂からして素晴らしいですよね。ラステッドシューツリー。声に出したい革靴用語大賞です。
ラステッドシューツリーの何がいいかって、靴にぴったりなのは勿論のこと、木型の美しさを存分に味わえるところ。
美しい木型の靴が美しいのは当然なのですが、シューツリーもまた美しいんです。むしろ木型そのものがダイレクトに反映される分、より深く木型の美しさが鑑賞できます。最高。
またまたギルドオブクラフツの話になりますが、こちらはブラッキーのラステッドシューツリー。
普通のシューツリーとは雰囲気からして違いますね。
実用面からいっても最適解なんで、多少お値段が張ってもラステッドシューツリーは欲しいところ。ラステッドシューツリーがあるというだけで、購入の優先順位は爆上がりです。
シームレスヒール、キューバンヒール、フィドルバック
細かい意匠などに強い拘りはありません。デザインが良ければオールオッケーではあるんですが、それでも好きな意匠というか仕様はあります。ビスポークすることがあればお願いしたいなと思うのが、シームレスヒール、ピッチドヒール、フィドルバックの3つです。ゴリゴリのドレス仕様。
シームレスヒールってのは、カカトに縫い目のないもの。ビスポークに多い仕様ですが、既成やMTOなんかでもたまに見かけます。
キューバンヒールってのは、ヒールが下に向かって細くなっていくもの。レディースのブーツなんかに多い仕様ですが、一部メンズのドレスシューズなんかでも用いられます。
マニュファクチャーズでは、シームレスヒールとキューバンヒールが標準仕様のため、のすけ にとっては理想のお尻です。最高です。
キューバンヒールはレディースっぽくも見える仕様のため、好き嫌いが分かれるかと思いますが、エレガントな雰囲気が出るんでドレスシューズには積極的に取り入れて欲しいですね。のすけ のために。
フィドルバックってのは、ソール中央が山のように盛り上がったもの。ビスポークの代表的な仕様ですが、それ故に既成やMTOでもよく見かけますね。
なだらかに盛り上がったものと、鋭角に盛り上がったものとありますが、どちらも大好きです。
他の人からは基本的に見えない仕様ですが、だからこそ自己満足感が上がります。自分だけ知ってればいいんですよ。
まとめ!
色々と書きましたが、結局は革靴が大好きなんです。好き嫌いの価値観は人それぞれだと思いますが、革靴が好きならそれでいいんじゃないかと。趣味が合わない方でも、同じ革靴フリーク同士、仲良くやっていきましょう。
のすけ はドレスシューズが大好きですが、トリッカーズのバートンも同じく大好きです。
このカジュアル感、最高ですよね。
色々な革靴が好きってことでいいと思います。革靴愛があればオールオッケー。皆様も色んな革靴を愛でつつ、良き革靴ライフをお送りください!
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