レジ袋が有料化されてから日も経ち、大きめの鞄を持ち歩く機会もだいぶ増えましたね。
街なかを見ると男女ともにリュック比率が圧倒的に多いような気がしますがいかがでしょう。たしかにリュックめちゃめちゃ便利ですよね。
ただ、のすけ の普段の服装的にリュックが合わせづらいんですよね。お気に入りの服がリュックと擦れて傷んで欲しくもないですし。特にコートとかジャケットとかのアウター系。
となると、必然的にトートが最適解なわけですが、数多あるトートの中から のすけ が最も心惹かれたのが土屋鞄製造所のDiario(ディアリオ)トールトートです。
Diario トールトート
こちらが1年使用したDiario トールトートです。新品時の写真を撮り忘れてしまったんですが、それなりにエイジングも進んでいるんじゃないでしょうか。
手持ちでも肩掛けでも様になるので、めちゃめちゃお気に入りです。
めちゃめちゃシンプル!
Diario トールトートの一番のお気に入りポイントは、デザインが非常にシンプルなところ。
ハンドルにかかった革のタグとステッチの白い糸がちょうどいい塩梅のアクセントになっているくらいで、極めてシンプルなデザインです。
外観ではファスナーや金具なども一切見えません。革も大きく切り出されたものが使われているので、革の風合いや雰囲気がバツグンに引き立てられています。革製品好きにはたまらんです。
また、トートバッグといえば横長のものが一般的かと思いますが、こちらは名前が表す通り縦長タイプ。
横長のものも嫌いじゃないんですが、シンプルなデザインに縦長のスッキリとしたシルエットがベストマッチすぎて、他のトートが霞むくらいかっこいいです。
また左右のマチは蛇腹状になっていて、肩掛けのときでも脇に挟みやすい構造になっています。容量も多く、口も広いのにスマートな印象を与えるのは、こういうディティールが活きてますね。
オイルメロウレザー!
Diario トールトート続いてのお気に入りポイントは、オイルメロウレザー。ナチュラルさと上品さを兼ね備えたレザーで、これまた素晴らしいんです。
要はタンニン鞣しのオイルレザーなんですが、他のオイルレザーに比べても、しっとりとした質感とナチュラルな風合いが最高です。
購入当初はしっとり感もありつつパキッとした質感だったんですが、今では表情もだいぶ柔らかくなり艶も出てきました。ずっとスベスベ触っていたい。
しかも使い込むうちにオイルのムラ感がうっすりと出てきます。これがやり過ぎないちょうどいい塩梅なんですよね。
また原皮はステア(満2歳以上の牡牛)を使用しているようで、しっかりと厚みがあります。使い込んでいっても、型くずれすることなく、ハリ感を保ったままエイジングしていってくれそうです。
エイジングしていくにつれ、艶や表情が出てくるのは大歓迎なんですが、革自体がくたびれるものがけっこう多くないですか。そうなるとエイジングが進んでもあんまり気持ちよくないんですが、オイルメロウレザーはそんな心配は御無用です。つまり最強です。
のすけ が購入したときはブラウンのみの展開でしたが、今はブラックとマーコット(オレンジっぽい色)を加えた全3色で展開されています(2023年4月現在)。実物を見てないんでなんとも言えませんが、エイジングを楽しむならブラウンがベストな選択じゃないでしょうか。今買うとしても のすけ はブラウンを選ぶと思います。
内装!
内装は裏地がなく革の裏側そのものになっていて、底だけはピッグスエードが使われています。
内装ポケットはファスナー付きのものとフリーポケットが1つづつ。こちらもピッグスエードが使われているんですが、しっとりとした気持ちいい手触りです。ファスナー付きのほうはキーケースが入るくらい、フリーポケットは文庫本が入るくらいのサイズ感です。
最近の鞄は機能性を重視してポケットがたくさんついたものが多いですが、潔いほどシンプルです。こういうのでいんですよね、ほんと。
またポケットと一緒に真鍮製のDカンも付いてます。のすけ が使うことはないと思いますが、真鍮製なのでこちらもエイジングが楽しめるマテリアルになっています。
サイズ感!
かなり大容量で2Lペットボトルが3本すっぽりと入るくらいの容量です。男性の1泊2日くらいの荷物であれば難なく入るでしょう。
革靴好きの方に分かりやすく伝えます。のすけ は靴を修理にもっていくときにもトールトートを使うことがありますが、UK7.5の革靴が余裕で入るくらいのサイズ感といえば想像がつくかと思います笑。
のすけ は荷物が少ないほうなので、トールトートの中身がパンパンになることはありませんが、とりあえずこれ持って出かければ出先で荷物増えても大丈夫でしょ、という安心感があります。
また14インチのノートパソコンも余裕をもって入れられるので、仕事鞄としても全く支障のない容量です。
そして持った時のサイズ感ですが、身長168cmの のすけ が持つとこんな感じです。
こうやって見ると、やっぱり手持ちの時のシルエットが最高にかっこいいですね。
それはさておき、ハンドルを含めると全長が60cm近くあるだけあって、底はわりと地面に近くなりますね。のすけ の足が短いせいもありますが、くるぶしとほぼ同じくらいの高さになりました。
肩にかけるとこんな感じです。
肩掛けだと縦長のシルエットが活きて、よりすっきりとして印象ですね。
この日はわりと厚手のニットを羽織ってますが、ハンドルの長さが十分なので肩掛けでもノーストレスです。
まとめ!
引き算の美学を体現したかのようなシンプルなデザイン、エイジングが楽しめる質感と風合いが最高のレザーが組み合わされた、最高オブ最高のトートバッグです。
のすけ は休日にしか使いませんが、つい最近スーツにトールトートを合わせてる方を見かけました。その方が全体的にオシャレということもありましたが、スーツに合わせてもめちゃめちゃかっこよかったんですよね。容量も申し分ないので仕事鞄としてもおすすめです。のすけ も今度スーツに合わせてみようかしら。
また、のすけ の奥様もたまにトールトートを使うのですが、女性が持ってもめちゃめちゃ素敵です。女性が持っても大きすぎることもなく、上述の通りデザインがめちゃめちゃシンプルなので思ったより存在感もありません。
土屋鞄の商品全体に言えることですが、特にディアリオシリーズに使われるオイルメロウレザーは使うたびに愛着が増すこと間違いなしなので、革製品好きの方は一度お手に取ってみてください!
【土屋鞄公式】ディアリオ トールトート
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